この船の乗客は、「観光客」ではありません…。全員が、この船の「住民」なのです。
- 「居住型クルーズ船って何?普通の客船とどう違うの?」
- 「船で暮らすなんて、どんな人たちが乗っているんだろう?」
- 「横浜への初入港、見に行けなかったから写真と動画で見たい!」
「オデッセイ」世界でも珍しい居住型クルーズ船です。
しかし、そのユニークなコンセプトや船での暮らしは謎に包まれており、「ただ珍しい船が来た」というだけで、その本当の面白さを見過ごしていませんか?
カメラ歴15年クルーズ船を撮る私brayokoも、この歴史的な初入港には大興奮。
この記事では、横浜・新港ふ頭に初寄港した「オデッセイ」の姿を写真と動画でレポートし、「居住型」という新しい船の世界を分かりやすく解説します。
これを読めば、「船で暮らす」という夢のようなライフスタイルが現実のものだとわかり、未来の船旅への想像が膨らむこと間違いなしです。
さあ、横浜に現れた動く海上都市の全貌を、一緒に覗いてみましょう。
- 居住型クルーズ船「ヴィラ・ヴィ・オデッセイ」初入港の様子
- 新港ふ頭で撮影した写真&動画による現地レポート
- 新港ふ頭アクセスと周辺で楽しむ観光スポット
初入港の話題の船「オデッセイ」を解説

居住型客船「ヴィラ・ヴィ・オデッセイ」概要
横浜新港ふ頭に、初めて入港したクルーズ船「ヴィラ・ヴィ・オデッセイ」。
そのクルーズ船の内容は驚くべきものでした!
ヨコ子初入港のクルーズ船なんだ!
どんな船なの?
brayokoオデッセイは居住型客船。主にリタイヤした方が、居住しながら船旅で世界一周するコンセプトだよ!
船内には複数のレストラン、バー、ラウンジ、シアター、図書室、フィットネスセンター、ピックルボールコート、ビジネスセンター、医療施設など、生活に必要な機能がすべて揃っています。
以下は船の概要です。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 船名 | ヴィラ・ヴィ・オデッセイ(Villa Vie Odyssey) |
| 建造年 | 1993年(2023年にVilla Vie Residencesが買収し大規模改修) |
| 総トン数 | 約24,344トン |
| 乗客定員 | 約924名 |
| 乗組員 | 約370名 |
| 航海プラン | 約3.5年(1,301日)かけて世界一周 |
| 訪問地 | 147か国・425以上の港(2〜7日滞在が基本) |
| 客室タイプ | インサイド、オーシャンビュー、バルコニー、スイート |
| 生活設備 | レストラン、バー、ラウンジ、シアター、図書室、ジム、プール、医療施設、ビジネスセンター、Starlinkインターネット |
| コンセプト | 「住めるクルーズ船」自宅を手放して海上で暮らす新しいライフスタイル |
今後の予定

アラスカクルーズ後に函館に航行して、北から南へ日本縦断します。
| 日付 | 寄港地 |
|---|---|
| 8/8 | 函館・八戸 |
| 8/9 | 仙台 |
| 8/11〜14 | 横浜 |
| 8/15〜16 | 清水 |
| 8/18〜20 | 神戸 |
| 8/21 | 高知 |
| 8/23〜24 | 広島 |
| 8/25 | 下関 |
| 8/26 | 博多 |
| 8/27〜28 | 長崎 |
| 9/2 | 鹿児島 |
| 9/4〜5 | 細島(宮崎県日向市) |
| 9/7〜8 | 奄美 |
| 9/9〜10 | 那覇 |
| 9/12 | 石垣 |
その後は、
| 期間 | 寄港・航路 |
|---|---|
| 日本出航後 | 台湾、フィリピン、サイパン、グアム |
| ↓ | 南太平洋(フィジー、タヒチなど) |
| ↓ | オーストラリア、ニュージーランド |
| ↓ | 中国、韓国 |
| 2028年8/29 | ロンドン到着(世界一周完了)予定 |
3年かけて世界一周する予定!
【現地レポ】昼と夜で違う表情を見せるオデッセイ
横浜港に現れた動く海上都市「オデッセイ」。時間と共にその表情をドラマチックに変える一日を、写真と動画でお届けします。
写真で比較!「昼の顔」と夜景に輝く「夜の顔」
港町の桟橋は昼間と夜間でまったく異なる表情を見せてくれます。今回は港での停泊期間が長めにあり、自分も盆休みであったため、オデッセイの昼と夜の別の顔を撮ることができました。
昼と夜でこれだけ違う。
brayokoレインボーカラーのハンマーヘッドクレーンとのコラボは素敵だな!✨
これはテラス席で美味しい料理食べながら眺めたら最高だ!


船尾からの写真です。
昼はいかにも世界一周中な雰囲気で、少しくたびれた気配を感じさせますね。
そして夜にはやはり豪華客船の風格が!


観覧車コスモクロックとランドマークタワー背景のオデッセイ。

【ショート動画】虹色のハンマーヘッドクレーンとの共演
「オデッセイ」 の動画撮影もしました。
今回は夜の美しい、レインボーカラー🌈ハンマーヘッドクレーンのとのコラボしたショート動画をご覧ください。
新港ふ頭(横浜ハンマーヘッド)の基本情報とアクセス
そもそも「横浜ハンマーヘッド」ってどんな場所?
「横浜ハンマーヘッド」は、客船ターミナル・商業施設・ホテルが一体となった、船と港をテーマにした複合施設です。一番の魅力は、停泊する豪華客船を本当に目の前の大迫力で眺めながら、食事やショッピングを楽しめること。テラス席から見る、巨大なクルーズ船は圧巻!
そのユニークな名前は、施設のシンボルとして今も保存されている、日本初の港湾荷役専用クレーン「ハンマーヘッドクレーン」に由来しています。最新鋭の建物と、横浜の近代化を支えた歴史的な産業遺産が融合した、いかにもbrayokoブログ好みのスポットと言えるでしょう。
写真は横浜発祥炭火焼ハンバーグの「ハングリータイガー」のテラス席になります。

煌びやかなランドマークタワーやコスモクロックが目の前にあり、この綺麗な夜景を見ながら食べるハンバーグは格別な美味さ!
以前に比べると店舗数も増えました。
新港ふ頭へのアクセス
ここでは、電車を使って新港ふ頭へ行く方法を、2つの主要な駅からご紹介します。
| 種類 | 最寄駅 | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| みなとみらい線 | みなとみらい線「馬車道」駅 | 徒歩約10分 |
| JR・地下鉄 | JR京浜東北・根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅または「関内」駅 | 徒歩約10~15分 |
みなとみらい線「馬車道駅」から歩くルートが最短でおすすめ!
周辺の見どころ
新港ふ頭周辺には、見るだけでなく、体験できるスポットがたくさんあります。
| 名称 | 特徴 |
|---|---|
| 横浜赤レンガ倉庫 | 歴史あるレンガ造りの建物で、ショッピングやグルメ、季節ごとのイベントを楽しめます。 |
| MARINE & WALK YOKOHAMA | 海沿いにあるオープンモール。テラス席で食事や海を眺めながら散策できる人気スポット。 |
| 日本丸メモリアルパーク | 帆船「日本丸」と横浜みなと博物館がある港の公園。港町らしい雰囲気を体験できます。 |
| 大さん橋 | 横浜港を代表する国際客船ターミナル。屋上デッキからベイブリッジやみなとみらいを一望できます。 |
MARINE & WALK YOKOHAMAから大さん橋が見えます。
ここから少し見えるクルーズ船が、個人的に好きだったりする!


大さん橋国際客船ターミナル

横浜港を代表する大型客船ターミナルで、屋上のウッドデッキ「くじらのせなか」からはベイブリッジや客船、みなとみらいを一望できます。入港見学や夜景撮影のスポットとしても定番。
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日本丸メモリアルパーク

帆船「日本丸」と横浜みなと博物館がある公園。海と船の歴史を間近で感じられるほか、みなとみらいや桜木町駅からも近く、寄港日の散策にも組み込みやすいスポットです。

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まとめ

オデッセイの新港ふ頭初入港は、初物が好きなクルーズファンにとって大きな話題となりました。
居住型クルーズ船ならではのスケールや豪華さ、昼夜で変わる美しい姿、そしてレインボーカラーのハンマーヘッドとの共演は必見です。
アクセスも良好で、周辺には観光スポットも充実しています。
写真や動画撮影を楽しみたい方、横浜の新たな魅力を体感したい方は、ぜひ新港ふ頭を訪れてみてください。


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