「えっ、同時出港でふ頭が別々!?」
- 同時出港をどこで撮るのが一番いいのか悩む
- 大さん橋と新港ふ頭、結局どっちが「いい絵」になるのか知りたい
- せっかくのチャンス、場所選びや接岸パターンの読み違えで後悔したくない
- 28ミリ単焦点レンズで客船を撮ると、どういう絵になるのか知りたい
豪華客船が2隻同時に動く歴史的な瞬間。しかし、撮影ポイントを間違えると「思っていたのと違う……」という結果になりかねません。特に「2隻がどこに停まっているか」変わります。
横浜港に通い、レンズ越しに客船を追い続けてきた私が、現地で検証した「画角の正解」を伝授します。
大さん橋と新港ふ頭、それぞれの場所で撮れる写真の違いと、当日の接岸パターンに合わせた立ち回り方をまとめました。
この記事を読めば、迷わずベストポジションへ直行し、理想の1枚を収められるようになります。
同時出港の「共演」を仕留めるなら、大さん橋がおすすめ。その理由を「場所選びのヒント」とあわせて、分かりやすく解説します。
- 大さん橋と新港ふ頭、分散接岸時の決定的な違い
- 大さん橋と新港ふ頭の距離がわかる
- 28mm単焦点レンズ1本で巨大客船を撮るとどうなるか?
※前回の興奮を先にお伝えします。この時は大さん橋に同時入港だったので、このことを頭にいれておいてください!

飛鳥同時出港、大さん橋と新港ふ頭の「決定的な違い」

飛鳥IIと飛鳥III(あるいは他の客船)が同時に横浜を離れる瞬間、カメラマンが真っ先に悩むのが「大さん橋」か「新港ふ頭(ハンマーヘッド)」かという選択です。
結論から言うと、「2隻の並び」を撮りたいなら大さん橋、「1隻の圧倒的な迫力」を撮りたいなら新港ふ頭が正解です。
【地図で見る】大さん橋と新港ふ頭の距離感
まずは2つのふ頭の位置と、距離を確認しましょう。
近いようでそうでもない…(笑)
1.3キロ徒歩18分程度かかります。そう意外と距離があるのです…。車で行く距離でもなく、駐車場問題も絡む。歩くのが一番現実的!
【比較表】パッと見でわかる!各スポットの撮影条件
| 比較項目 | 大さん橋(王道) | 新港ふ頭(迫力) |
|---|---|---|
| どんな写真が撮れる? | 2隻並んだ美しいシンメトリー | 大迫力の船体・汽笛の臨場感 |
| 最大のメリット | 横浜らしい定番の構図が狙える | 手が届きそうな超至近距離 |
| どんな時に行くべき? | 2隻が同じふ頭に停泊する日 | 分散接岸する日(レア回) |
| おすすめな人 | 初めて同時出港を撮る人 | 2回目以降の人・「通」な人 |
飛鳥IIが大さん橋、飛鳥IIIが新港ふ頭(ハンマーヘッド)。この2隻が同時に出港するとなれば、横浜港のどこでカメラを構えるべきか、本当に悩みますよね。
結論から言うと、この2つのふ頭は「地図上の距離は近いけれど、見え方と撮れる写真は違う」のです。
大さん橋:離れた2隻の「遠近」を1枚に収める


横浜の客船撮影において、聖地とも言えるのが大さん橋です。
今回のようなふ頭別同時出港の際、大さん橋からは、新港ふ頭から来る客船と合わせて撮影が可能です。
- 新港から来る船を迎え撃つ:大さん橋の前を通過する船を、手前の船越しに捉える。
- 2隻の距離感を凝縮:離れた2隻がファインダー内で最接近する、戦略的な構図が狙える。
- 広大なスケール感:横浜の海を背景に、動く2隻のダイナミズムを俯瞰で撮れる。
新港ふ頭:目の前の1隻を「超至近距離」で迎え撃つ
一方で、新港ふ頭(横浜ハンマーヘッド)は、船との「近さ」が最大の武器になります。


- 五感で撮る:腹に響く汽笛、波を切る音。写真だけでなく、動画でもその迫力を最大限に引き出せるスポットです。
- ハンマーヘッドクレーンとコラボ撮影:ハンマーヘッドクレーンと客船のコラボ撮影が可能。
- 船首からと全体像が撮影しにくい:船首側に回れないので正面からと建物が併設してるので、全体像の撮影が難しい。
ニコン28mm2.8単焦点レンズ1本で挑んだ「同時出港」
その日は別の用事があり、私は「新港ふ頭に飛鳥IIIがいるなら、ちょっと見ていくか」と、休日の散歩気分でふらっとハンマーヘッドへ立ち寄りました。
持っていたのは、お散歩用の「28mm単焦点レンズ」がたった1本。「なんとなく新港で飛鳥IIIの横っ腹でも撮れればいいや」と完全に油断しきっていたのです。
しかし、出港時刻が近づくにつれ、あることに気付く!
「あれ…?大さん橋に飛鳥IIがいて、同じ時刻の出港なら同時出港か…!?」
そう、新旧飛鳥の同時出港という歴史的瞬間でした。しかし、ズームができない28mmレンズでは、対岸の飛鳥IIと絡めた写真を撮ることは不可能です。
「ここで飛鳥IIIの横っ腹ばかり撮っていては、2隻の並走シーンが絶対に撮れない!」と焦った私は、急遽大さん橋への移動を決意しました。
結論から言えば、この「28mm一本勝負」が最高に面白い撮影になりました。
28ミリトリミングなし客船撮影記録
※トリミング等の加工せずに、28ミリレンズで撮ったままで、写真を上げてます。参考にしてください。
この日は小雨が降っていて、その状況での撮影。
まずは新港ふ頭から見た飛鳥III。

ぷかりさん橋から見た飛鳥III。この日は祝日イベントで練習帆船「みらいへ」が停泊していました。

このように別の場所からも絡めて撮影できるのが、横浜港ならでは。
大さん橋から見た新港ふ頭の飛鳥III。手前の船は海上保安庁の巡視船です。

大さん橋から出港の飛鳥II。まだ近くなら28ミリ単焦点でも十分だが。

ベイブリッジへ向かう2隻はやはり遠くて28ミリの限界を感じた…。

これは見えづらい…。ちなみにベイブリッジ下が飛鳥III、後ろに大きく見えるのが飛鳥IIです。
28ミリ単焦点レンズで客船撮ることはないので、いい勉強になりました。
28ミリ単焦点レンズで客船を撮るメリット、デメリット
「同時出港を28mm1本で撮る」は、一見不便ですが、実は表現の幅を広げる最高の武器になります。私が感じた、嘘偽りないリアルがこちらです。
メリット
- ズームできないから考えて撮れる ズームに頼らず、自分が動いてどう撮るか考えながら撮れる。
- 軽快なフットワーク 新港から大さん橋へ急遽移動するような緊急事態でも、パンケーキレンズ1本の軽さならそこまで苦にならない…。
デメリット:ごまかしが一切効かない
- 「遠景」の共演は小さくなる 分散接岸時、ベイブリッジを絡めて撮ろうとしても、28mmでは小さすぎて作品としては厳しい。
- 物理的な限界 どれだけ足で稼いでも、海の上(船の動き)だけはどうにもならない。そこをどう「画」として成立させるかのセンスが問われる。
飛鳥同時出入港でよくある質問

同時出港の時、大さん橋と新港ふ頭をハシゴして両方撮れますか?
物理的に難しいです。 2隻は文字通り「同時」に動き出します。両地点は歩いて20分ほど離れており、汽笛が鳴ってから移動しても間に合いません。大さん橋から2隻撮るのをおすすめします。
同時出港で横浜港らしい「おすすめの構図」はありますか?
大さん橋から「2隻の遠近感」をベイブリッジの下で完結させる構図です。 新港から出てきた船が、大さん橋の船の脇を抜け、2隻がベイブリッジに向かって収束していく瞬間を狙ってください。
まとめ
横浜港が最も華やぐ「飛鳥の同時出港」。最高の1枚を収めるためのポイントを改めて整理します。
- 王道の「2隻並び」を撮りたいなら、迷わず「大さん橋」へ! 左右のシンメトリーや、ベイブリッジを背景にした横浜らしい風景が狙えます。
- 船体の「圧倒的な迫力」を肌で感じたいなら「新港ふ頭」へ! 目の前を通過する巨壁のような船体と、腹に響く汽笛の臨場感はここだけの特権です。
- 「分散接岸(大さん橋×新港)」のレア回なら、迷わず「大さん橋」を死守! 新港から出てくる船を正面から迎え撃ち、2隻を1枚に収めるチャンスです。
さあ、カメラを持って横浜港へ。最高のシャッターチャンスを逃さないでください!


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