にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

初夏のような陽射しの土曜の午後。横浜港大さん橋に静かに停泊する一隻のクルーズ客船。
それは「にっぽん丸」でした。

赤い煙突とクラシカルな船体が、港町の風景にすっと溶け込んでいた。

今回は、そんな「にっぽん丸」の横浜寄港の様子を、大さん橋からの撮影写真とともにお届けします。
そしてよく間違えられる「日本丸」との違いについても少し触れていきますね!

この記事でわかること

✅ にっぽん丸がどんな船なのか、赤い煙突の意味もわかる
✅ 日本丸との違いが、写真で一目瞭然
✅ 横浜・大さん橋に寄港したにっぽん丸の写真も紹介

目次

にっぽん丸とは?赤い煙突が特徴の日本生まれの客船

日本生まれの豪華クルーズ船

赤い煙突の掃除風景

にっぽん丸は、1990年に建造された日本生まれのクルーズ客船
赤いファンネル(煙突)と黒い船体が特徴で、どこかクラシカルな雰囲気を漂わせています。

✅️にっぽん丸の外観の特徴

特徴内容
煙突の色鮮やかな赤色。にっぽん丸の象徴であり、「赤い煙突」として親しまれる。
煙突の形状一本煙突。やや丸みのあるクラシカルなデザイン。
ロゴ・文字煙突に「NIPPON MARU」の白文字入り。遠くからでも視認性が高い。
船体の色ダークブルーの船体+白い上部構造。落ち着きと品格を感じるカラーリング。
デッキ構成複数のオープンデッキあり。上部には展望ラウンジも。
全長と幅約166.6m × 24.0m。中型クラスで港にもアクセスしやすいサイズ感。
搭載設備プール、展望浴場、レストラン、シアターなど。外観も設備も優雅な設計。

運航会社と主な航路

運航元は商船三井クルーズ
国内外の多彩なクルーズ航路を持ち、北海道から沖縄、時には台湾やロシア方面へも出航します。
横浜港は特に寄港回数が多く、地元民にもなじみのある存在です。

項目内容
船名にっぽん丸(Nippon Maru)
運航会社商船三井客船株式会社(MOPAS)
就航年初代:1930年(練習帆船)現行:1990年(改装:2020年)
総トン数約22,472トン
全長約166.6メートル
全幅約24メートル
旅客定員約449名(最大)
航行エリア日本国内・近隣アジア(台湾・韓国など)
特徴・赤い煙突が象徴的・レトロ&上品な内装・料理が評判の「食のにっぽん丸」
主な発着港横浜港・神戸港など

にっぽん丸の魅力|大型船と比べてどう違う?

にっぽん丸は全長約166m・乗客数500名程度と、メガクルーズ船よりは小ぶり。
だからこそ、寄港地での取り回しが良く、港町との距離も近い。
まるで“洋上ホテル”と“旅の相棒”を兼ね備えたような存在です。

にっぽん丸と「日本丸」は違うの?

「にっぽん丸」と「日本丸」は違う船なの?

ここでちょっと豆知識。

「にっぽん丸」と「日本丸」って、名前がそっくりで混同されがちですが、まったく別の船です!

にっぽん丸と日本丸の違いを徹底比較

「にっぽん丸」と「日本丸」、どちらも横浜港で見られる船ですが、実はまったく用途も所属も違うんです!

項目日本丸にっぽん丸
役割練習帆船(帆船)クルーズ客船
所属日本丸メモリアルパーク(横浜)商船三井クルーズ
建造年1930年(初代)1984年(2代目)1990年(現行船)
停泊地横浜港・常設展示クルーズで全国の港に寄港
外観帆付きの白い船体クラシカルな客船デザイン
見学船内見学OK(有料)基本的に見学不可(クルーズ乗船者のみ)

この2つの船を写真で見比べてみましょう。

日本丸
にっぽん丸

日本丸は総帆展帆後(幌を広げたあと)の写真。

2つ並べるとわかりやすい。帆船とクルーズ船というのが一目瞭然!

間違えられやすい理由

  • 名前が“まるまる”かぶってる
  • 両方とも横浜港で見られる
  • 船体が白系でぱっと見、似てる日もある(笑)

でも実際には、片や動く高級客船、片や展示されている帆船
違いを知ると、より楽しみ方が深まります!

日本丸総帆展帆はこちらで紹介しています。
帆船日本丸|総帆展帆とは?読み方は?作業者や歴史など写真とともに紐解く

にっぽん丸の赤い煙突とは?その意味とデザイン

にっぽん丸を遠くから見つけると、まず目に飛び込んでくるのが「赤い煙突」。

この煙突は、ただの排気装置ではありません。
“にっぽん丸の顔”ともいえる存在で、長年にわたり横浜港を出入りする客船の象徴として親しまれてきました。

船好きや港湾関係者のあいだでは、「赤い煙突を見ればにっぽん丸とわかる」と言われるほど、アイコン的存在です。

デザインに込められた意味

にっぽん丸の赤い煙突には、ブランドカラーとしての役割があります。
赤色は、情熱・安心・安全をイメージさせるカラーとして採用されており、デッキや船体の落ち着いた色合いとの対比によって、より印象的に映えます。

大さん橋によく入港する

大さん橋には、さまざまな客船が入港しますが、赤い一本煙突のスタイルはにっぽん丸ならでは。
もし港を散策中に赤い煙突を見つけたら、ぜひ近づいてみてください。それがにっぽん丸である可能性は非常に高いです。

港町・横浜らしい風景に溶け込みながらも、強い存在感を放つ「赤い煙突」。
特に晴れた日や夕景とのコントラストは美しく、カメラ愛好家にも人気の被写体です。

にっぽん丸Q&A|料金・スケジュール・船の特徴

にっぽん丸クルーズの今後のスケジュールはどこで確認できますか?

にっぽん丸クルーズの最新スケジュールは、商船三井客船の公式サイトで確認できます。今後の寄港地や出発日、期間などが詳しく掲載されていますので、ぜひご覧になってみてください。

2025年5月~6月までの横浜港の入港情報はこちらで確認できます。

大さん橋、新港ふ頭、大黒ふ頭、3つの港から出入港します。

にっぽん丸クルーズの料金はどのくらいが目安になりますか?

にっぽん丸クルーズの料金は、コースや客室タイプ、乗船時期によって大きく変動します。数万円のショートクルーズから、数十万円の長期クルーズまで幅広いです。詳細な料金は各コースの詳細ページで確認するのが確実でしょう。

にっぽん丸は他の客船と比較して小さい船ですか?

にっぽん丸は、大型客船と比較するとコンパクトなサイズと言えます。その分、小回りが利き、日本の地方港への寄港が多いのが特徴の一つです。アットホームな雰囲気が魅力と感じる方もいるでしょう。

にっぽん丸のクルーズではどのような食事が楽しめますか?

にっぽん丸は「食のにっぽん丸」とも呼ばれ、旬の食材を使った日本料理や、寄港地の特色を生かした料理が楽しめます。特に、夜に焼き上げる「白パン」は有名です。

まとめ

にっぽん丸は、単なるクルーズ客船ではありません。
戦後日本の海運を支え、何度も改装を重ねながら“美しさ”と“おもてなし”を磨き続けてきた、日本を代表する存在です。

そして、そのにっぽん丸が横浜港に寄港する光景は、どこかノスタルジックで、港町・横浜の風景によくなじみます。
「赤い煙突」や丸みを帯びたクラシックな船体、出航時の汽笛──そのすべてが、横浜レトロを感じさせてくれます。

もしあなたが横浜に来る機会があるなら、にっぽん丸の寄港スケジュールをチェックして、ぜひその姿を見に行ってみてください。
港町と船が織りなす、時間旅行のようなひとときが、きっとあなたを待っています。

項目内容
撮影日2025年5月5日(PM15:00〜)
場所大さん橋国際客船ターミナル(横浜港)
使用機材Nikon Z5/Z24-200 ズームレンズ
天候晴れ
撮影スタイル手持ち・軽装・徒歩アクセス
にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

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この記事を書いた人

brayoko(ブラヨコ)

横浜在住、カメラと散歩を愛するフォトブロガー。
「レトロ」「客船」「廃墟」「横浜」が好きで、週末になると街を歩きながら写真を撮っています。
使用カメラは Nikon Z5📷

このブログでは、横浜のちょっとディープな風景や歴史を、写真とともにお届けします。

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