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にっぽん丸引退!写真&動画で辿る|ラストクルーズスケジュールを紹介

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【写真付】ありがとう、にっぽん丸!引退発表とラストクルーズスケジュール

「日本の夜明けぜよ!」はいろは丸に乗船していた坂本龍馬の有名な1節。しかし、ここではあの赤いファンネルが、一つの時代の「黄昏」を静かに告げようとしている。

その船の名は「にっぽん丸」

  • 横浜港に行けば、いつもそこにいたあの美しい客船が好きだった
  • いつかは乗ってみたいと、憧れの目で見ていた
  • 引退する前にもう一度、その姿を目に焼き付けたい

日本の客船の歴史を彩ってきた「にっぽん丸」が、2026年5月をもって引退することが、ついに発表されました。

突然の発表に寂しさを感じていませんか?

横浜のレトロと客船を撮るbrayoko「にっぽん丸」の魅力と、そのフィナーレを飾る特別なクルーズについて、感謝を込めて語ります。

この記事では、私が撮った写真と共に魅力を振り返ります。そして、発表されたラストクルーズのスケジュールを解説します。

この記事を読めば、もう二度と訪れないこの貴重な機会を逃すことなく、最高の形で「にっぽん丸」との思い出を作るための具体的な方法がわかります。

さあ、港でいつも私たちを魅了してくれたあの船に、最高の「ありがとう」を伝えに行きましょう。

この記事でわかること
  • 「にっぽん丸」の美しい写真と動画
  • 「にっぽん丸」の引退に関する公式情報
  • 発表されたラストクルーズのスケジュール
  • ファイナルクルーズの具体的な申し込み方法

にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

目次

【写真&動画】にっぽん丸の姿を振り返る

横浜の風景に溶け込む、気品あふれる青い船体

数ある客船の中でも、「にっぽん丸」は特に横浜の風景に馴染む船でした。

brayoko

「THE日本」的な佇まいが個人的に大好きだった!

ベイブリッジの下をくぐる姿、みなとみらいを背に大さん橋や新港ふ頭に佇む姿。そのどれもが、一枚の絵画のような美しさ。

大さん橋から新港ふ頭に停泊中のにっぽん丸
みなとみらいの風景がよく似合う

派手さはありませんが、船体から放たれる気品と、どこか親しみやすい雰囲気が、多くの客船ファンを魅了し続けてきました。

このちょこんと見える赤いファンネルだけで、よく見ている私は「にっぽん丸」とわかってしまいます…(笑)

垢連語倉庫側から見た、ハンマーヘッド商業施設の上に見える「にっぽん丸」の赤いファンネル
ハンマーヘッド商業施設の上に見える「にっぽん丸」の赤いファンネル

主要客船ターミナルで見せる多彩な表情

横浜で寄港するのは、主に2つの港です。大さん橋国際客船ターミナルと、比較的新しい新港ふ頭客船ターミナルです。比較的小ぶりなクルーズ船のため、最近では新港ふ頭への入港が増えてきた印象があります。

同時入港後、大さん橋停泊中の飛鳥IIと飛鳥IIIの並んでいる姿
大さん橋国際客船ターミナル
ハンマーヘッド商業施設入口にある、新港ふ頭ターミナルの看板
新港ふ頭客船ターミナル

新港ふ頭では正面からの撮影が物理的に難しいです。

ぷかりさん橋から撮ると、ベイブリッジなど横浜らしい景色と絡めて撮れます。

ぷかりさん橋は、実際に海に「ぷかぷか」と浮かんでいることが名前の由来です。

屋形船、プレジャーボート、遊覧船が発着する海の駅で、桟橋にはレストランもあります。

同じ船でも、寄港する港によって全く違う顔を見せてくれるのが、客船撮影の面白いところです。

大さん橋では正面から撮影可能で、みなとみらいらしい景色と絡めて撮れます!

みなとみらいを背景に大さん橋停泊中のにっぽん丸
大さん橋でみなとみらい側に停泊すればこの背景になる

2026年5月10日の最終寄港は、この位置に停泊するんではないかと私は予想します。その理由は、新港ふ頭だとキャパがそれほど大きくないため、見送る人をそれほど受け入れられないからです…。

いつもの横浜、新港ふ頭停泊をショート動画で!

新港ふ頭でのハンマーヘッドクレーンとの共演など、寄港時のショート動画をご覧ください。まだ、少し「お別れ」まで時間がありますので、気になる方は横浜港で見ておきましょう!

横浜のクルーズ船の、入出港スケジュールはこちらで確認できます。
    ↓
横浜港客船入港予定(2025年スケジュール)

新港ふ頭は、昼と夜で全く違い表情を見せてくれます!

夜のハンマヘッドクレーンとクルーズ客船など、ものすごく綺麗です。

関連記事はこちら 
  ↓
【オデッセイ初入港】居住型クルーズ船を新港ふ頭で写真&動画レポ!
海の貴婦人「海王丸」が横浜に!「日本丸」との見分け方を徹底解説

【引退発表】にっぽん丸、35年の歴史に幕

2026年5月10日、横浜が最後の港に

私がこのブログを始めて、2記事目に書いた記事がにっぽん丸でした。
  ↓
にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

その記事を公開した直後、飛び込んできたのが引退のニュース。寂しさが一気に押し寄せてきた、あの時の何とも言えない感情を今でもよく覚えています。

寂しいけど、いつかは終わりが来るもの。 だからこそ、あの赤いファンネルをできるだけ眼に焼き付けようと、心に誓いました。

2026年5月10日、横浜に帰着が最終航海予定です!

以下が、発表された公式のメッセージです。

クルーズブランド MITSUI OCEAN CRUISES (以下、三井オーシャンクルーズ)を運営する商船三井クルーズ株式会社(代表取締役 社長執行役員:向井恒道、本社:東京都千代田区、以下「当社」)は、当社運航船であるにっぽん丸が2026年5月10日に横浜へ帰着するクルーズをもって引退することを発表いたします。

1990年に就航し、たくさんのお客様にご乗船いただいてきたにっぽん丸が航行した距離は、5,332,383.964km、地球約133周分。2000本以上のクルーズを実施し、国内外400以上の港に寄港、60万人以上のお客様にご利用いただきました(註)。レジャークルーズ船の先駆けとして2010年と2020年に2回の改装、リニューアルを経て35年間にわたり活躍し、さまざまな企画、体験をお客様にお届けしてまいりました。日本近海の短い旅程のクルーズにとどまらず、1995年には62日間に及ぶ「ハワイ・カリブ・アラスカクルーズ」を、2022年にはシンガポールでの真夏のクリスマス、インド洋上でのお正月などユニークな年末年始をお過ごしいただいた48日間の「モーリシャスプレシャスクルーズ~インド洋を巡る 楽園の船旅~」などの長期クルーズを催行しました。また、9度にわたる「世界一周クルーズ」などを実施しお客様とともに世界の海を旅しました。2000年代には「プラチナエンターテイメントクルーズ」や新感覚の女性向けクルーズ「Oasis にっぽん丸」、今では定番となった「飛んでクルーズ北海道」、「オペラクルーズ」など数々のテーマクルーズを企画し数多くのお客様のご支持をいただいてきました。さらに、長年にわたり内閣府の「東南アジア青年の船」ならびに「世界青年の船」事業に使用され、世界各国の青年からも愛されました。
コンパクトな船体を生かし大小さまざまな港に寄港し、船内では各地の特産品を使用したお食事の提供や地域の皆様とつくりあげるイベントの開催に取り組んでまいりました。寄港地で自治体や観光協会をはじめ地元の皆様から多大なるご支援を賜り、貴重なご縁をいただいたからこそ35年もの間、お客様に多彩なクルーズをお届けすることができました。

長きにわたりその時々の時代とお客様のニーズにお応えし、唯一無二の体験を提供してきたにっぽん丸が引退いたします。引退後も当社が運航する「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」や「2026年に就航を予定している新しい船」で、にっぽん丸で培った伝統や経験を受け継ぎ、日本のクルーズ会社ならではのおもてなしをお届けしてまいります。
にっぽん丸の2026年2月以降の旅程やイベントは決まり次第発表いたします。2026年4月と5月のクルーズ実施期間は、ゆかりの寄港地から旬の食材を取り入れる特別なディナーや、ささやかではありますが感謝の気持ちを込めたプレゼントをご用意しておりますので予約開始を楽しみにお待ちください。

(註) 2025年3月までの記録による当社調べ。

引用元:にっぽん丸公式HP

要所をまとめました!

  • 総航行距離:約533万km(地球約133周分)
  • 実施クルーズ数:2,000本以上
  • 寄港地数:国内外400港以上
  • 総乗客数:60万人以上 

これらの数字は、このクルーズ船が日本のクルーズ史において、いかに大きな足跡を残したかを物語っています。

brayoko

地球約133周…造船技術の賜物だね!

なぜ引退するの?背景を解説

1990年の就航から35年間活躍してきましたが、船齢35歳ということもあり、すでに就航している「MITSUI OCEAN FUJI」や、2026年後半に「MITSUI OCEAN SAKURA」の就航にともない役目を終えるよう。

35年間、日本のクルーズ文化を牽引してきた「にっぽん丸」。その役目を終え、新しい時代へとバトンを渡す時が来た、ということなのでしょう。

35年間お疲れさまでした!…てまだ引退は先だけど💦

にっぽん丸ラストクルーズスケジュールと申し込み状況

大さん橋停泊中の船尾からの「にっぽん丸」のロゴ
THE日本な「にっぽん丸」のロゴ

横浜発着のラストクルーズ

ファイナルクルーズⅠ:2026年5月5日(火)~ 5月8日(金)

日程寄港地入港出港
5/5(火)横浜17:00
5/6(水)鳥羽08:0017:00
5/7(木)航海日
5/8(金)横浜09:00
引用元:にっぽん丸公式HP

ファイナルクルーズⅡ:2026年5月8日(金)~ 5月10日(日)

ファイナルは、公式の地図を見ると伊豆の離島を航海して、横浜寄港するスケジュールです。

日程寄港地入港出港
5/8(金)横浜17:00
5/9(土)航海日
5/10(日)横浜09:00
引用元:にっぽん丸公式HP

【速報】公式サイトは、ほぼ全て「予約で満席」

「にっぽん丸」の引退がいかに注目されているか…。 まず、にっぽん丸の公式サイト(商船三井客船)で空席状況を調べてみたところ…(※2025年10月25日現在)

残念ながら、発表されたファイナルクルーズは、軒並み「予約で満席」となっていました。

「もう乗れないのか…」と、諦めてしまいますよね。

旅行会社の「独自枠」を確認してみよう!

しかし、待ってください! クルーズ旅行は、船会社の公式枠とは別に、クラブツーリズムのような大手旅行会社が「独自の客室枠」を持っていることがよくあります。

公式サイトが満席でも、旅行会社の枠がまだ奇跡的に残っている可能性は十分にあります!

諦めるのは、すべての旅行会社をチェックしてからです。 最後のチャンスを逃さないためにも、クラブツーリズムのサイトも必ず確認してみましょう!

\「公式は満席だった…」と肩を落とすのは、まだ早いかもしれません。最後の1席が、ここにあるかも…! /

にっぽん丸の引退に関連したよくある質問

大さん橋に停泊している2024年就航開始した「MITSI OCEAN FUJI」船首とロゴ
2024年就航開始した「MITSI OCEAN FUJI」、世代交代の時です!

横浜港で「にっぽん丸」の姿はいつまで見られますか?

客船としての「にっぽん丸」の姿を横浜港で見られるのは、2026年5月10日の横浜港への寄港が最後になるでしょう。

もちろん、その後のスケジュールによっては港に停泊している可能性もゼロではありません。しかし、運行スケジュールとして寄港するのはその日が最後となりますので、ファンとしては、その雄姿をしっかり目に焼き付けておきたいですね。

船酔いが心配…

その不安、とてもよくわかります。ですが、「にっぽん丸」のような大型客船は、「フィン・スタビライザー」という横揺れ防止装置が非常に優秀なので、天候が荒れない限りは、陸上にいるのとほとんど変わらないくらい揺れません。

それでも心配な方は、酔い止め薬を持参すると、それだけで安心感が全く違いますね。また、一般的に船の中央付近や、下の階層の客室が揺れにくいと言われています。船内には医師も常駐していますから、安心して最後の船旅を楽しんでください。

まとめ

赤いファンネルをスタッフが、大さん橋停泊中に掃除している風景
赤いファンネルの煙突掃除もう見れなくなる…?

特徴的な赤いファンネル。 「にっぽん丸」が、もうすぐ港から去ろうとしています。

「いつか乗ってみたい」と思っていたいつかは、もうありません。

しかし、まだ諦めるのは早いかもしれません。 クラブツーリズムのような大手旅行会社が、奇跡的に「独自の枠」を持っている可能性や、「キャンセル待ち」という最後のチャンスが残されています。

この記事を読んでくださったあなたも、後悔だけはしないように、最後の「ありがとう」を伝えに行きませんか?

にっぽん丸の引退は「にっぽんの夜明けぜよ!」ではなく、「新たな旅の始まりの朝」である!

\「公式は満席だった…」と肩を落とすのは、まだ早いかもしれません。最後の1席が、ここにあるかも…! /

にっぽん丸が大さん橋に寄港!赤い煙突が映える横浜の客船風景

※当サイトに掲載している写真・動画は、すべて管理人が撮影したものです。無断転載・無断使用はご遠慮ください。

【写真付】ありがとう、にっぽん丸!引退発表とラストクルーズスケジュール

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