大さん橋、船に乗らなくてもめちゃくちゃ楽しい場所だって知ってましたか?
- 「横浜らしい景色を見たいけど、定番スポットは人が多すぎて疲れる…」
- 「大さん橋って名前は聞くけど、船に乗らなくても楽しめるの?」
- 「客船やレトロな雰囲気が好きだけど、どこでそれを感じられるかわからない」
実は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」は、船に乗らない人こそ訪れるべき、横浜の魅力が凝縮された場所なんです。ただの観光地ではなく、そこには130年以上のレトロな歴史と、360度横浜の景色を見渡せ、そして唯一無二の建築美が詰まっています。
横浜の客船入港を追いかけ、そのレトロな魅力を発信し続けている私が、大さん橋の本当の姿を、一眼レフで撮影した写真やショート動画を交えて徹底的に解説します。
この記事では、大さん橋の客船・夜景・横浜三塔まで見れる楽しみ方5選を写真と共に深掘りしていきます。
この記事を読めば、あなたもきっと一眼レフを片手に大さん橋へ行き、その風景や客船を写真や動画に収めたくなるはずです。さらに、他の人が知らない歴史的背景を知ることで、大さん橋を見る目が変わるでしょう。
さあ、横浜港のくじらの背中の特等席で、レトロと客船が織りなす非日常を味わいに出かけましょう。
「行くと願いが叶う!」大さん橋から一望する横浜三塔

大さん橋は、横浜の歴史を物語る「横浜三塔」(キング、クイーン、ジャック)を一度に見れる絶好の場所です。
横浜三塔を見つけよう!キング・クイーン・ジャックの物語
横浜三塔とは、横浜港を見守るように建つ三つの歴史的建造物の愛称です。大さん橋からは、この三塔を独特の構図で鑑賞できます。



- キング(神奈川県庁):最も重厚な印象を持つ塔。
- クイーン(横浜税関):異国情緒あふれるドーム型の塔。
- ジャック(横浜市開港記念会館):赤レンガ造りの時計塔。
横浜三塔を全て見渡せる鑑賞スポットはここ!
この場所はくじらのせなかの一番奥までいき、少し戻った位置にあります。ちょうど真下が大さん橋ホール入口。
目印はこれ!

この位置から下を見ると、ウッドデッキにペイントされた三塔の目印が見えます!
ここから各位置の目印を頼りに三塔を探してみましょう。
「三塔を一望できる場所に行くと願いが叶う」と言い伝えられています。
付き合いだしたカップルこそ行くべきでは?

クルーズ客船が寄港する特別な日の楽しみ方

大さん橋がもっとも賑わうのは、クルーズ客船が寄港する日。巨大な船がゆっくりと港に入ってくる姿は、何度見ても特別な空気があります。
散歩でふらっと立ち寄る日も、船がいるとその日がちょっと記念日に変わる。これが大さん橋の魅力です!
寄港スケジュールの調べ方と「特別な日」の準備
船がいる日といない日では、景色も空気も全く違います。
事前に寄港スケジュールを確認しておくと、「今日は大さん橋へ行こう」と目的を持って訪れることができます。
横浜のクルーズ船の、入出港スケジュールはこちらで確認できます。
↓
横浜港客船入港予定(2026年スケジュール)
入港は9時頃、出港は17時から19時の間が多いです。季節によってまだ明るかったり、夕陽だったり、夜だったりで色んなパターンを組み合わせて客船を見れます。
大型客船は牽引などが必要で、すぐには着岸、離岸できません。そのため入出港1時間前を目安に、現着しておくと安心です!
船種の違いを楽しむ!スケールとデザインの魅力
日本のレジェンド的な客船、飛鳥、にっぽん丸から外国客船ダイヤモンドプリンセス等、様々な客船が大さん橋には寄港します。
出航時には汽笛が港に響き、船が静かに海へと滑り出していきます。


乗客がデッキから手を振り、見送りに来た人がそれに応える、その一連の光景はどこか旅情があって、船旅らしい時間が流れます。
私も大好きな光景の一つ!
映画「フロントライン」とダイヤモンドプリンセス(>>詳細記事)
入港・接岸作業を観察する楽しみ方
入港のときは、タグボートが寄り添いながら、ゆっくりと巨大な船体を引き寄せていきます。
スピードの緩急や角度調整など、動きが細かく、見ていて飽きません。港が働いている姿を間近で感じられる瞬間です。

また岸壁では係留も行われている。一見華やかなクルーズ客船も、様々な裏方の人に支えられて、成り立っていることを頭の片隅におくと、また違う角度から見れて観察が楽しくなりますよ!

特別な出港時に味わう、セレモニーと汽笛の感動体験
客船の出航は、大さん橋で最もロマンが溢れる瞬間!特に初出航や引退の別れのシーンは、写真や動画で必ず記録しておきたい感動的なフォトスポットです。
2025年飛鳥IIIの初出航セレモニーは感動!



横浜開港祭では艦船が見られることも
大さん橋周辺では、毎年6月に開催される「横浜開港祭」にあわせて、海上自衛隊などの艦船が入港することもあります。過去には護衛艦「いずも」、南極観測船「しらせ」がきたことも!
大さん橋ではめったに見られない艦船が港に並ぶ光景は、客船とはまた違った迫力があります。


客船とは違う軍港の迫力をもっと楽しみたい方は、横須賀の艦船スポットもぜひチェックしてみてください。レア艦が来港することもあります。


大さん橋は写真好きに人気のフォトスポット!
大さん橋は、横浜らしい構図がひとつの場所で揃うフォトスポットです。
風景写真、スナップ、ポートレート、夜景まで、撮影の自由度が高いのが魅力。写真好きが何度も通う理由はここにあります。
客船がいなくても成立する構図

大さん橋が写真好きに支持される理由は、
客船がいない日でも写真が成立するところにあります。
視界を遮る建物が少なく、大さん橋は360度見渡せて、横浜の全ての景色が一望できる最高のビューポイントです。
みなとみらい、横浜三塔、山下公園、マリンタワー、ベイブリッジなど。これだけ全ての横浜の景色が見渡せる場所は、ここ「大さん橋」だけ!
船がいればラッキー。いなくても、横浜の港らしい静けさは変わらない。
「今日は何を撮ろう」ではなく、「ここに立つ」だけで写真になる場所です。
夕暮れから夜景へ、時間を撮るスポット
大さん橋のいちばん美しい瞬間は、夕暮れから夜へと移り変わる短い時間帯。
空の色が薄くオレンジに染まり、海が静かに暗くなっていく。
その中で、街の灯りと船の明かりが少しずつ浮かび上がります。


同じ場所、同じ構図でも、数分ごとにまったく違う表情になる。
それが大さん橋の魅力!!
開放的なウッドデッキとくじらの背中の魅力

大さん橋の屋上デッキは「くじらの背中」と呼ばれる広々とした展望スペース。
海風を受けながら、横浜港とみなとみらいの景色をのびのびと見渡せる場所です。
船がいない日でも、ただ歩くだけで気持ちがふっと軽くなります。
柱のない空間が生み出す「海上のロマン」
現在のターミナル建築は、海に優しく寄り添うレトロモダンなデザインが特徴です。建物自体が巨大な船や鯨の背中をイメージして設計されています。
- 柱のない広大な空間: ターミナル内部には、大きな柱が一本もありません。木材を多用した床と天井が連続し、まるで巨大な船の内部にいるような、開放的かつレトロモダンな雰囲気を演出しています。
- 「桟橋と広場の中間」: 屋上の緩やかな傾斜は、船が海に浮かぶように、大地から緩やかに立ち上がる「くじらのせなか」を形成しています。これは、人々が港と一体となって憩える場所となるよう意図されたものです。
- 夕暮れの木目: ターミナル内部の木材の床が、夕焼けや夜の照明に照らされると、レトロな温かみを感じさせます。一眼レフで、木目の質感と船のコントラストを狙うのもおすすめです。
現在のターミナルは7代目!デザインコンペが生んだ「くじらのせなか」
大さん橋は、関東大震災や戦時中の接収、そして国際客船時代の到来に合わせて、何度も大改造を繰り返してきました。現在の「くじらのせなか」は、そんな激動の歴史を経て誕生した7代目のターミナルです。
| 年代 | 主な出来事 | ターミナルの変遷 |
| 1923年 | 関東大震災 | 桟橋部が陥没、上屋(倉庫)が焼失する大きな被害を受ける。 |
| 1945年 | 第二次世界大戦終戦 | 米軍に進駐され、「サウスピア」として接収される。 |
| 1964年 | 東京オリンピック | 外航客船に対応する本格的な客船ターミナルが完成(6代目)。 |
| 2002年 | 現在のターミナル完成 | 国際デザインコンペを経て、7代目の「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」がオープン。 |
建築美の秘密!レトロな木材と現代建築の融合
この7代目ターミナル最大の魅力は、その建築美です。世界的なデザインコンペで選ばれたこの建築には、レトロな雰囲気と現代的な開放感が共存しています。
ちなみにひらがなで「くじらのせなか」になります。
レトロファン必見!大さん橋に眠る「130年の歴史」を辿る

大さん橋は、ただの旅客ターミナルではなく、横浜港の歴史とともに歩んできた場所です。時代ごとに姿を変えながら、国内外の旅人と船を迎えてきました。今のデザインや空気感の中にも、静かに歴史の痕跡が残っています。
明治に誕生!鉄桟橋(てつさんばし)から始まる「横浜の玄関口」
大さん橋国際客船ターミナルは、単なる現代的な客船ターミナルではありません。その足元には、明治時代に「鉄桟橋(てつさんばし)」として誕生して以来、130年以上にわたる横浜港のレトロな記憶が、静かに刻まれているのです。
大さん橋の歴史は、明治維新後の日本の近代化と、横浜港の発展そのものと深く関わっています。
| 年代 | 名称(通称) | 特徴とレトロなエピソード |
| 1894年 | 鉄桟橋(初代) | 当時の最新技術である鉄製で建設。木製が主流の時代、その姿は「技術の象徴」として横浜市民を驚かせた。 |
| 通称 | メリケン波止場 | アメリカ帰りの船がよく接岸することから、人々が「アメリカン」→「メリケン」と聞き間違えたり、親しみを込めてそう呼んだりしたことが始まりです。 |
| 役割 | 日本の貿易を支える | 日本の主力輸出品であった生糸(きいと)を世界に送り出す貿易の最重要拠点。 |
桟橋が紡いだ「人々のロマン」
- 移民の門出: 多くの移民船がここから海を渡り、希望と不安を胸に旅立ちました。その景色は、現代のクルーズとは異なる、レトロな熱気を伴うものです。
- マドロスたちの記憶: 横浜のマドロス(船乗り)たちが、世界の海を航海するためにここから船に乗り込み、また帰港しました。桟橋には、彼らを見送る家族や恋人の姿がありました。
- 別れの紙テープ: 船が出港する際、岸壁と船の間で投げ交わされたカラフルな紙テープの光景は、明治・大正時代の横浜を象徴する、最もレトロで感傷的なシーンの一つです。
この鉄桟橋は、ただの貿易港ではありませんでした。多くの日本人の夢と人生が交差する、ロマン溢れる旅立ちの場所でもあったのです。
大さん橋の歴史に関連する資料はどこにある
鉄桟橋時代や、移民船の時代のレトロな資料を実際に見てみたい、という読者のために、関連する情報源をご案内します。
横浜みなと博物館:大さん橋を含む横浜港の歴史を体系的に展示しています。特に、明治・大正期の鉄桟橋の写真や、当時の船乗りたちが使用した資料などが残されており、レトロなロマンを感じられます。

横浜みなと博物館は帆船日本丸が停留している「日本丸メモリアルパーク」内にあります。
「ごきげんよう!」その一言は、45メートルの高さに相当するマストの頂から、横浜の街へ送られる「最高級の敬礼」
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横浜開港資料館(旧イギリス領事館):横浜の都市形成と歴史に関する資料が豊富です。大さん橋が日本の玄関口として機能していた時代の絵葉書や新聞記事など、当時の暮らしぶりを知る貴重な資料が見つかるかもしれません。

アクセス・基本情報:船に乗らない人も楽しむためのチェックリスト
大さん橋は、客船利用者以外でも気軽に立ち寄れる港の散歩スポット。
以下を押さえておけば、「行ってから困る」ことはほぼありません。
【アクセス】
・みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約7分
・JR関内駅、桜木町駅からも徒歩圏内
・散歩ルートの途中に組み込みやすい立地
【入場・利用について】
・屋上デッキ、屋内ロビーともに入場無料
・原則24時間開放(天候やイベント時は制限あり)
・船に乗らなくても立ち入り可能
【おすすめの時間帯】
・昼:空と海が広く見える開放的な景色
・夕方〜夜:雰囲気重視、夜景と港の静けさ
・客船寄港日は時間帯を問わず見どころあり
【服装・持ち物】
・海風が強い日が多いため、羽織ものがあると安心
・夜は想像以上に冷えることがある
・歩きやすい靴がおすすめ(デッキが広い)
【知っておきたいポイント】
・日陰は少なめなので夏は暑さ対策必須
・ベンチは多くないため、立ち止まりながら楽しむスタイル
・イベント開催時は一部エリアが制限されることあり
船に乗る予定がなくても、
このポイントを押さえておけば、大さん橋は十分に楽しめます。
「観光地」というより、港の時間を過ごす場所として訪れるのがちょうどいい。
大さん橋に関連したよくある質問

- 大さん橋での撮影に許可は必要ありますか?
-
「商業写真」としての撮影には、撮影許可と申請が必要です。詳しくは公式サイトでご確認ください。
- 横浜で「客船」を見られる場所は大さん橋だけですか?
-
もう一つ、みなとみらい側に「新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド)」があります。
海外客船が停泊することもあり、近めの距離で見られるポイントです。ただ、船首側(前からの)撮影は物理的に難しい…
大さん橋とは雰囲気が違い、みなとみらいの都会的な景観と美味しい食事などを一緒に楽しめます。

- 「大さん橋 」「大桟橋」 どっちが正しいですか?
-
大さん橋が正しいです。正式名称は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」で、地元では単に「大さん橋」と呼ばれることが多いですね。観光案内や駅表示でも、この読み方が使われています。
- 大さん橋に駐車場はありますか?
-
大さん橋には地下に駐車場があり、車でのアクセスも可能です。台数には限りがあるため、イベント開催日や客船寄港日は満車になることもあります。混雑が予想される日は、周辺のコインパーキングや公共交通機関も検討すると安心かもしれません。
まとめ

大さん橋は、客船に乗るだけの場所ではありません。夜景を眺める、写真を撮る、くじらのせなかを歩く。
それだけで、横浜らしい時間を過ごせる港です。
横浜三塔が見える景色も、客船がいない日の静けさも、夕暮れから夜へ移り変わる空の色も、すべてが大さん橋の魅力。
観光地として構えなくてもいい。予定を詰め込まなくてもいい。ただ立ち寄って、歩いて、眺めるだけで成立する場所です。
次に横浜を歩くとき、少し時間が余ったとき。大さん橋を、そんな「余白の場所」として思い出してもらえたら嬉しいです。




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